
前回の記事で、新しいモジュールであるインターディクション無効化を用いた「ワープ妨害フィールドへの吸い寄せ現象」への対策を検証しました。それ自体は問題なしです。しかしそれを見直していて、改めてふつふつと疑問が湧いてきてしまったわけです。
この「ワープ開始前にモジュールを起動しておく」というテクニックは、ワープ開始時にInterdictorなどによって船がバブられた際、どこまで効果があるのか?
大規模な艦隊戦、フリートコマンダーによるフリートワープで離脱・・・しかしその瞬間!!突っ込んできたセイバーがバブルを展開してワープが止まっちゃった!!!死ぬ!!!という苦い経験をしているのは私だけではないでしょう。「ワープ中に周囲にバブルが展開されたとき、ワープは停止する」というのは広く認識されている仕様です。
順を追って検証していきましょう。今回、ONCBNのGearaさんに検証を手伝ってもらいました。
1.インターディクション無効化起動後、ワープ・・・その時、セイバーが周囲にバブルを!!
これは「ワープ開始前にモジュールを起動しておく」というルールに則った形です。もちろん、問題なくワープは続行されます。この時、ワープインに入る前に(バブルの中にいるにも関わらず)モジュールの起動時間が過ぎた場合でもワープは停止しません。
モジュールが先に起動していれば、それはインターディクション無効化ワープとなるわけです。前回の検証結果とも符合します。
2.ワープ開始、その時セイバーが!!緊急インターディクション無効化だ!!
これは、パターンとしては「ワープ開始後にモジュール起動」つまり、吸い寄せ効果を無効化できないパターンです。驚くべきことに以下のケースでもワープ妨害フィールドは無効化され、ワープは問題なく開始されました。
ケースの基本的な流れ:ワープ開始→インターディクション無効化を起動→周辺にセイバーがバブルを展開
これはワープイン前にモジュールの効果が切れたときも同様・・・つまり、周囲にバブルを展開されるケースでは、バブル展開に先んじることができれば、ワープ後にモジュールを起動してもインターディクション無効化ワープになる、ということです。
ここで、今回の実験結果と前の実験結果を踏まえて、以下の複雑なパターンが提示されました。
3.船のワープアウト地点にバブルがある状態(ワープすると引っかかる状態)でワープ開始、その後、インターディクション無効化モジュールを起動、その後、セイバーが周囲にバブルを展開
これは「ワープ先にあるバブルに対しては、ワープ後にモジュールを動かしているので吸い寄せられる」「セイバーが周囲に展開したバブルについては、バブル展開前にモジュールを動かしているので無効化できる」ということになります。事実、その通りでした。
結論
これはまたインターディクション無効化の起動タイミングに新たな一石を投じる結果です。ワープ先にバブルが無いであろうことが確定している場合、その時はむやみに警戒してインターディクション無効化を起動すると無駄撃ちになる可能性があります。周辺にセイバーが殺意をまき散らして現れた場合はワープ開始後でも起動するべきですが・・・それによって吸い寄せにはまって再起動できない、ということもあります。このあたりは、仕様を理解していれば(相手も理解していれば)非常に複雑な駆け引きが生まれます。
とりあえず、輸送艦をドラッグバブルでハメ殺そうと思ったら、その手前あたりにセイバーを見せてやるといいかもしれませんね。