2017年09月21日

交易の記録:Nullの特性をもって商機を掴もうとした話

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EVEの楽しみのひとつにして、重要な目標、それはいかにしてお金を稼ぐか、ということです。世界一の商都Jitaにおいて戦士と呼ばれる本格派、上級者たちはまさにトレードの鬼、常にマーケットをチェックし、0.01 ISKの値段の上下、価格推移の上げ下げを読み、利益を追い求めています。私はそんなにマメな性格ではないので、もっとおおざっぱに、もっとのんびりと!より堅実で確実な、中長期投資を追い求めています。Quote Mrazです。

今回私が商材にしたものの一つは、移動式トラクターユニット(Mobile Tractor Unit)です。


このハイセクミッション屋も採掘屋も探検屋も誰もかれもが使う便利ユニットは、実はヌルセクでは非常に手に入れづらい面があります。理由は、製造にPI品を使うため。しかも有機モルタルアプリケーター、ウェットウェアメインフレームという最終生産品、そしてユコミ超伝導体というほとんどモバトラのためだけにあるようなP3品、いずれもヌルセクでコンスタントに手に入れることは大変難しいです。

しかも。今住んでいるヌルセクは、New Edenの中でも流通面が弱いミンマター共和国、そのさらに外れにあるモルデン・ヒースから下道を行き、距離にしてJitaからおよそ60光年も離れたド辺境。しかも間には海賊の跋扈する荒野を挟み、ハイセクからの直接の流通路は非常に薄い状態。それはつまりこの品はほぼ輸入によって賄われているにもかかわらず、近場からちょいちょい運んでくるということが困難な品だということです。

マーケットを調査した結果、この品は大変な品薄状態にありました。十数ジャンプ離れたところにぽつぽつ売っているだけ。地域の中枢となっているアウトポストでも取引が無いという絶好の機会。しかも売っているものは1200万ISKするにも関わらず、取引量は細々と存在している・・・。

なお、ご存知のとおりこの品はハイセクでは850万ISK程度で購入できます

私はこっそりと1個850万でモバトラを80個買い込み、社が運航するジャンプフレイター・・・ジャンプドライブ搭載型輸送艦のヌルセク便に紛れ込ませました。80個でたったの8,000m3。ジャンプフレイターの搭載量が300,000m3ということを考えるとけして軽くは無い体積ですが、運ぶものの調整をしているのは私だ。ククク・・・この程度の密輸は造作もないこと。そもそも持ち出しと違い、持ち込みは大抵ガラガラなもんです。

品を現地で受け取ると、私はさっそくそれを1250万で(さりげなく割り増し)売り出しました。それも80個を一気に出すのではなく、15個ほどを小出しに。大量に出すと「うわっ大量に仕入れて稼ぐ気だよ・・・」という反発を招くのです。さらに言えば大量の出物はそれだけで地域リージョンのマーケットに影響を与えてしまいます。つまり「あれより高値をつけるとあの大量の品が捌けるまで売れないからしょうがない安く売るか」といった具合に。自分でもさりげなくつけた値がリージョン最高値だということはわかっていますからネ。

結果、一晩で15個すべてが売れました。ここで私は欲を出し、1300万に値上げ。出した18個も2日で完売。ここで私はさらに欲をかき、1350万に増額。さすがに売れ行きは落ちたものの、結果的に80個すべてがリージョン最高値にも関わらず完売しました。
安く買ってついでのように運んできて高く売った、これだけでおよそ3億7000万ISKの丸儲けです。
社員で買った人もいました(毎度ありがとうございます!)。

この成功にほくそ笑んだ私は、次の便に合わせて今度は180個を買い込みました。しかしこの便が到達するころ、リージョンマーケットのモバトラ市場は一変していたのです。

ぽつぽつとしか無かった売りが、リージョンの至る処に現れていました。様々なアウトポストやシタデルで、それぞれ十数個から数十個の売りが出ており、一気に流通が加速していたのです。考えてみればそりゃそうだと。私が高値で売り出したのを買った人が「モバトラ買えたけど高くてやっとれんなあ」と呟いたのか、あるいは私の売り出しで一気に値上がり傾向をつけたモバトラに商売に聡い人が目をつけたか。いずれにしても私が出す1350万(懲りない)では売れず、競合が増えたことによってモバトラは一気に値崩れしました。およそ1100万〜1000万までガタガタっと下がったのです。リージョン最低値はなんと900万、それでいいのか。

しかし私は慌てない・・・。これは短期相場。継続的な輸入が無い以上、品は消費され、いずれ値は上がる。ククク・・・この交易がお得なのは「最悪でも仕入れ値なら絶対売れるから損なんてするはずがない」という点にあるのだよ。

案の定、下がった相場は徐々に戻し始めました。900万〜1100万で買われていたモバトラも、現在は1200万ちょいで取引されています。まあこのあたりが売り時ではある気もしますが、持っていて困るものでもなし。大量に売っても買い手あってこその品ですからね。あろうことか私と同じステーションで売り出す者もおり、値段は上がったとはいえ未だ乱世。私はこの山も静観し、リージョン全体の取引量が再度落ち込む頃に再び売り支えてモバトラのマーケットをコントロールする構えです。

まあ、冴えた人なら定期的に一定量のモバトラを買い込むようになるでしょうし、リージョンの売値はだいたい1100万〜1200万で安定するかな・・・。リアルトレーダーさんが見たらヘソで茶を沸かすような取引でしょうが、なかなかに面白いものです。

次は何の品で儲けようかな。
posted by Quote Mraz at 03:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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