2020年08月21日

ナイアルジャ陥落!交易屋の行く先は地獄か、それとも?

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トリグラヴィアンの侵略が星系を落とし始めた頃の記事で「トリグラヴィアンは青色の恒星を狙う」というものがありました。世界中で青色の星系、かつ重要な星系を探したところ、その中にナイアルジャ(Niarja)星系があったわけです。ナイアルジャとカープテネンを結ぶ超長距離スターゲートは南北交易の要であり、だからこそのカミカゼのメッカ。当時は、まあここが落ちたら面白いよねみたいなノリでしたが、このたび、ナイアルジャはトリグラヴィアン側の攻撃によって陥落しました。


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正直な話、本来であればここを落としても誰もが損こそしても得などしません。かつてミンマター・アマー交易路の要衝であるサスタ(Sasta)が狙われたときは、あっさりとEDENCOMによって回復されてしまいました。しかし、世界情勢が悪かったと言えるでしょう。今回ナイアルジャを落とす際に大きく動いたのはGoonswarm Federationです。現在、Test Alliance Please Ignoreを中心としたコアリションであるLegacy、Pandemic HordeとNorthan Coalition.を中核としたPanfam、そしてFraternity.が中核となるWinter Coalition、他にもFIREやその他各種勢力、平たく言えば、Goonswarm Federationが所属するコアリションImperium以外のほぼ全ての勢力が結託し、Imperiumと戦争を行っています。世界大戦です。現在のところImperiumは完全に守勢ではあり、だからこそ北部からの主要補給路となっているであろうナイアルジャを封鎖できるチャンスを逃すはずはありませんでした。
それに対してLegacyの一部、Braveなどは奮闘したものの、本来呼応して戦うべきPanfam他の動きは鈍く、なおかつ新しい餌場として非常に魅力的なナイアルジャが落ちるチャンスを逃さなかったローセク海賊勢力の関与もあり、ナイアルジャにトリグラヴィアン来たる!の報が流れて24時間経たずにナイアルジャはローセク化し、48時間後には不可逆の侵略完了地域と化していました。

結果このありさまです。

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トリグラヴィアンの侵略でルートを設定すると「安全性を重視」にしてもナイアルジャは見た目セキュリティステータス0.5なので通ってしまいます。しかし実際は-0.7であり、CONCORDどころかセントリーの支援すら受けられません。しかもトリグラヴィアンのセントリーガンがいくつも並び、通る敵性(もちろんそこでゲートキャンプをするような人々は、トリグラヴィアンのスタンディングを上げているので撃たれない)に超火力をたたき込みます。小型艦でならなんとか通過できるものの、それ以上の船が生き残る術はありません。

どんなに情報化が進んでも、どうしても時流に疎く、いつもの調子でナイアルジャを通ってしまう人は後を絶ちません。その結果がこの惨状です。海賊にとっては今こそ大チャンス。対策が周知されるまではナイアルジャはこの世の地獄と化すでしょう。

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なんだかんだ言ってアマーのアイス産地、カルダリのアイス産地など、わりとトリグラヴィアンの被害は大きく広がっています。これはけして他人事ではないという話。

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さて、ナイアルジャが通れないとなると、超大型輸送艦などによる輸送は大きくミンマター側に迂回する必要があります。南北の商都たるジタとアマー、この間の距離は9ジャンプでしたが、ナイアルジャを通らないとなると45ジャンプになります。超大型輸送艦で45ジャンプするのに一体どれくらいの時間がかかるのか、お父さんお母さんに聞いてみましょう。
少なくとも現在のところはよくても、いずれ鉱石やその他アイテムの流通に大きな問題が生じてきます。ルートが1本しかないためにカミカゼしやすいとなればなおさらです。


さて、これで唯一の交通路となったミンマターは栄えるのでしょうか?ここに面白いデータがあります。ジタからアマーまでのルートを引いた際、ドディクシー、ヘク、レンズといった各国の商都を比較的無理なく通ることが可能というもの。これがシルクロードだ!とか言われていましたが、ちょっと待って!それは何か変です。

まずヘク(Hek)、ここは最高です。ジタ・アマー間の最短ルート(安全)を引いたときに必ずここは通過します。交易屋としてはジタからアマーへ品を運ぶ傍ら、ここで品を仕入れたり捌いたりできれば、大きな利益を得ることができるでしょう。ヘイマター・リージョンのレンズと合わせたメトロポリス・リージョンの交易地、ミンマターの第二の商都として認知されていたHekはこれから大きく伸びるでしょう。むしろ取引量はすでにレンズを大きく超えているため、ミンマターの商都といえばヘクと語られるべき場所です。

レンズ(Rens)も同様です。ワープ距離の関係でルートから外れることはあっても、ジング(Gyng)からフラルン(Frarn)へと曲がってレンズに入れば、ヘク同様交易の中継地点として栄える可能性を秘めています。ジタに近いヘクの方が取引量が多いとはいえ、南部にディレリック・リージョン、そしてグレートワイルドランドを始めとする広大なヌルセクが広がるこの地に多くの品が落ちてほしいと願う人は多いでしょう。なんせこれからは多くのトレーダーがここを通過するのです。ヘクと合わせて大きく伸びることが期待できます。


さて、我らがガレンテ連邦の商都ドディクシー(Dodixie)はどうでしょう。残念ながら、ここはジタ・アマー間最短ルートから外れています。ジタ方向からならグライナカン(Grinacanne)、ヘク方向からならバール(Balle)、ここから脇道に入ります。本来ならグライナカン→デュ・アンネス→バールでいいものを、4〜5ジャンプ余計にしなくてはなりません。はっきり言って伸び代がありませんね!あえてそこに品を落としていく道はありますが、それならエッセンス・リージョンのレニン(Renyn)などに新しい商都を開いたほうが人が来るでしょう。


ここに有名なガレンテジョークがあります。

「ガレンテ人は買い物をするのにドディクシーではなくジタに行くが、帰ってきた人はいない」


ドディクシーに比べて品ぞろえが豊富で、周囲のミッション地や採掘地なども充実しているカルダリが魅力的で住み着いてしまうことと、カルダリ人に見つかったら生きて帰れないということを引っかけたもの。むしろドディクシーとかに品集め始めたやつ誰だよ・・・。あそこはガレンテ海軍のステーションなので海軍上げというミッション屋にとってはありがたいものの、買い物って基本的にジタに行くよな距離的に・・・というのはガレンテ人の共通認識です。少なくとも、私はドディクシーで買い物しようと思ったことはありませんね・・・。


というわけで大きく交易路が動き、それによって新しい商都に品と金が満ち満ちるこのご時世。距離をものともせずに輸送を行う輸送屋も大きく利益を伸ばせるかも。新しい場所に目を向けて、商機を掴みましょう。
posted by Quote Mraz at 03:14| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月09日

Amarr Foundation Day!!

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ガレンテ、ミンマターに続いて、アマーの記念日!建国記念日(Foundation Day)です。他の国と同じようにタイタンを中心とした艦隊が出張ってくる観艦式を、あちこちの星系で見ることができます。この流れ、ガレンテから始まったムーブメントですが、さすがこのような式典には一家言あるアマー帝国のこと。今回はひと味違った方法で魅せてきました。

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アバター級タイタンを中心に据えて、ロゴマークにしているんですね。これは実にアマー的な。さすが艦長居住区の入り口に黄金の像を置いていた国はモノが違うぜ!一瞬心の中のガレンテ人の感性が「艦隊の機能美が無ぇ!」と炸裂しそうになりましたが・・・文化だから。これ他国の文化。郷に入っては郷に従え。従え・・・!よし落ち着いた。

観艦式は各リージョンの中心となる星系で行われています。〇〇プライム、というような名前の星系です。それぞれが王家の名を冠しており、今回の観艦式の艦船の配置は、その王家の紋章、ええとロゴマークの形に配置されています。カドールプライムならカドール家、タッシュムーコンプライムならタッシュムーコン家。アマーは非常に歴史と密接に関係した星系の接続をしており、首都たるアマー(アマープライム)から1ジャンプの距離にコルアゾールプライム、サルムプライム、2ジャンプの距離にタッシュムーコンプライム、3ジャンプの距離にカドールプライムと非常に観光しやすい配置です。アーディシャパープライムとクーニッドプライムはちょっと遠いので気合を入れて回りましょう。
ONCBNにいる熱狂的・・・いや狂信的アマー人(つまり、ごく普通のアマー人)が「巡礼」と称して全ての場所を回って写真を撮っていました。実際のところうまくロゴにタイタンをあしらって配置したこの形は一見の価値ありますよ。また、タイタンはミンマターの時と同様、各家の偉人の名前があてられているようです。アマーのタイタンの名前は、私たちの世代では最もなじみのあるジャミル・サルムさん。懐かしい。

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ほほぅ!タイタンの、そして他の艦船のSKINもその家の色合いで統一されているのはオシャレですね。しかしこの配置発狂しそう。
ミンマターのように全て回ろうかと思いましたがSAN値がヤバいのでいったん休憩です。


心に癒しが欲しい方は、アマーに寄ったら「カティズ陛下の儀仗隊」にも寄ってみましょう。惑星をバックに撮れば、アマー人垂涎の壁紙ゲットです。


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posted by Quote Mraz at 07:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月12日

ミンマター解放の日

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この前の連邦の日に続き、ミンマターでは「Liberation Day(解放の日)」というイベントが開催されています。これはミンマターがアマー帝国の支配から解放された日・・・つまりは近代のミンマター共和国が設立された日、だと思われます。よく混同されがちなのですが独立ではありません。ミンマターは元々星間国家として存在していたところにアマーの侵略を受け奴隷化し、その後反乱を経てミンマター領土を奪還して今に至ります。つまり解放です。


さて、このイベント中もミンマター各地ではタイタンを含む艦隊が出現し、あちこちで花火が炸裂しています。まあ私も色々今は戦争などで忙しく、バトルトーナメントやレースなどのイベントの日を逃し、そのせいか若干・・・そう若干人が少なかったのが残念でしたが。

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ハイセクに住んでいる人が普段目にすることが少ないタイタンや大型の艦載機母艦などを目にするいい機会だったのではないでしょうか?


今回出現したタイタンは、それぞれミンマターの各部族の偉人の名前が付けられており、情報を開くと詳細を読むことができます。

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Rens(レンズ):Maiori Kul-Brutor(ブルートー部族の祖)
Hek(ヘク):Oskla Shakim(クルースアル部族の軍事指導者)
Eram(エラム):Karin Midular(セビエスター部族の首長で共和国のリーダーになる前に暗殺された)
Teonusude(テオヌスード):Shara Osali(ヴェロキュオール部族のハーブ茶と薬用茶のブレンドの伝統的発見者)
Pator(パター):Drupar Maak (スタークマニール部族の首相でスタークマニールの反乱の引き金を引いた)
Altrinur(オルトリナ):Jormal Kehok(サッカー部族の海賊対策指揮官)
Hjoramold(ヒョロモルド):Brecin Utulf(ネファンター部族の反乱軍リーダー)


この機会にミンマターのストーリーに目を向けてみるのも面白いかもしれません。特にヴェロキュオールなんかは。


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補足:

New Edenの歴史に詳しいWalter Islandsさんからご指摘をいただきました。

セビエスター部族のKarin Midularは共和国リーダーの候補だったのではなく、実際に共和国のリーダーに就任しているそうです。ただアマー帝国に対して宥和政策をとったため国家をまとめきれずに一線を退き、その後テロで命を落としています。テロのくだりは旗艦の説明にもありました。本格的に一生を追ってみるのも面白いかもですね。

スタークマニール部族のDrupar Maakは、これはスタークマニールの偉い人だったわけではなく、帝国で文官として教育を受けた人だったようです。当時の王族に仕えたのは書いてあったので、いわゆるエリート奴隷だったわけですね。Starkman Primeを間違って訳してしまったようです。これは現在のオーザッド(Arzad)星系の第二惑星、つまり侵略を受けたスタークマニール部族の土地のことになるわけか・・・。スタークマニール部族の反乱の結果はこれはまた追ってみてください。

Walter Islandsさんご指摘ありがとうございます。
posted by Quote Mraz at 23:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする